Googleビジネスプロフィールを活用したMEO対策の基本
地域のお客様にお店やサービスを知ってもらうには、検索エンジンだけでなく Googleマップでの表示がとても重要 です。特に 飲食店や美容室、医院、小売店などの地域ビジネス にとって、ユーザーの「近くの◯◯を探す」という検索行動に対応できるかどうかは、集客の成果を大きく左右するポイント になります。
この Googleマップや地域検索で上位に表示されるための施策 を MEO(Map Engine Optimization) と呼びます。
そして、MEO対策の第一歩は Googleが無料で提供しているGoogleビジネスプロフィールを正しく設定・活用すること です。この記事では、MEOに取り組む際に最低限押さえておきたいGoogleビジネスプロフィールの基本 をわかりやすく解説します。
目次
Googleビジネスプロフィールの変遷と現在の位置づけ
Googleの店舗情報管理サービスは、これまでに何度も名称や仕組みが変わってきました。昔から利用している事業者の方は「今はどのサービスで管理すればいいのか」と迷うこともあるでしょう。主要な変化を時系列で整理すると次のとおりです。
| サービス提供開始 | 内容 |
|---|---|
| 2009年 | Googleプレイス(Google Places) 開始。 事業者が自分で店舗情報を登録・編集できるようになる |
| 2011年 | Google+ローカル に統合。Google+と連動した店舗ページを展開 |
| 2014年 | Googleマイビジネス(Google My Business) に統一。 専用アプリや管理画面から編集する方式 |
| 2021年 | Googleビジネスプロフィール(Google Business Profile) に名称変更。 専用アプリは廃止され、Google検索やGoogleマップから直接編集 できる方式に移行 |
MEOの効果を高めるために理解しておきたい基本知識
MEO(Map Engine Optimization)とは、Googleマップや地域検索で自社の店舗やサービスを上位に表示させるための対策 を指します。ユーザーが「近くの美容室」「山形 日本酒」など地域に関連するキーワードで検索したとき、画面に出てくる地図枠(ローカルパック)に表示されるかどうかが集客の成否を大きく左右します。
そして、MEOの中核となるのがGoogleビジネスプロフィール です。ここに登録されている情報が、そのままGoogle検索結果やGoogleマップに反映される仕組みになっているため、正確で充実したプロフィールを整えることがMEOの第一歩 となります。
また、Googleは検索アルゴリズムの中で「ユーザーにとって有益な地域情報」を重視しているため、プロフィールの充実度や口コミの評価、情報更新の頻度 などが間接的にMEO順位へ影響します。
つまり、MEO=Googleビジネスプロフィールの運用そのもの と考えて差し支えありません。
集客につながるビジネス情報の登録ポイント
Googleビジネスプロフィールは、登録さえすれば終わりではありません。MEOの効果を高めるためには、基本項目を正確に整えることが重要 です。特に以下のポイントは必ず押さえておきましょう。
ビジネス名・住所・電話番号を正確に入力する(NAP情報)
NAP(Name, Address, Phone)情報はMEOの基盤 です。これらが正しく登録されていないと、ユーザーは正しい場所にたどり着けませんし、Googleの評価も下がってしまいます。
💡表現のゆらぎをなくし統一された表記を徹底する
住所や電話番号の表記がサイトや媒体によって異なると、Googleは「別の事業」と認識してしまう可能性があります。こうした違いが積み重なると、検索評価が下がったり、ユーザーに不信感を与えるリスクにつながります。
例:同じ住所でも表記が揺れるケース
山形県寒河江市元町4丁目8-38
山形県寒河江市元町4丁目8番地の38
山形県寒河江市元町4ー8-38
一見同じ住所でも表現が揺れると評価が下がるリスクがあります。公式サイト・SNS・外部サイトも含めて統一された表記を徹底することが重要 です。
営業時間や定休日を最新に保つ
営業時間が古いまま放置されていると、ユーザーに不信感を与えやすい です。特に祝日や臨時休業なども柔軟に更新しましょう。Google検索やマップでは「混雑する時間帯」や「営業中/休業中」が表示されるため、正確性が求められます。
適切なカテゴリを選択する
カテゴリは、ユーザーが検索したときに「どのジャンルのお店として表示されるか」を決める重要要素です。業種に最も近い主要カテゴリを1つ選び、必要に応じてサブカテゴリを追加 すると効果的です。
写真やロゴを登録して信頼感を高める
プロフィールに写真があるかどうかは、クリック率に直結します。店舗外観・内装・スタッフ・商品・サービスの写真を複数登録 し、最新の状態に保つことで「活発に営業しているお店」という印象を与えられます。
Googleビジネスのオーナー権限におけるトラブル
Googleビジネスプロフィールでは、オーナー権限の管理をめぐるトラブル が少なくありません。せっかくプロフィールが存在していても、正しい権限を持っていないと情報を更新できず、誤った内容のまま放置されてしまうリスクがあります。
オーナー権限の管理者が不明な場合の対処法
オーナー権限の管理者が不明になってしまうケースは少なくありません。たとえば退職した社員や委託していた外部業者が、個人のGoogleアカウントでオーナー登録していた場合です。その結果、現在の担当者がログインできず、店舗情報を更新できない状態になることがあります。営業時間や住所が古いまま残ってしまうと、ユーザーの信頼を損なうリスクにつながります。
「このビジネスのオーナーですか?」から権限を取得
店舗名で検索すると、Google検索結果の右側(スマホでは上部)にビジネス情報が表示されます。そこに 「このビジネスのオーナーですか?」 というリンクが出ていれば、まだ正式に管理されていない状態です。そこから 新しいアカウントでオーナー権限を申請 することができます。
既存のオーナーがいる場合は、そのアカウントに承認依頼が送られます。承認されない場合でも、異議申し立てを通じて正当な事業者であることを証明すれば権限を移管 できます。
ビジネスオーナー権限に関するトラブル防止策
オーナー権限に関するトラブルは、退職した社員や外部業者の個人アカウントに依存していたこと が原因で起こることが少なくありません。こうした状況になると、ログインできずに情報を更新できなくなり、ユーザーに誤った情報が表示され続けるリスクがあります。
Googleの公式ルールでは、事業者本人がオーナー権限を持ち、必要に応じてユーザーを追加して共同管理する仕組み が提供されています。これは、誰が担当者であっても正しく管理できるように設計された仕組みです。
そのうえで、実務的な防止策としては、次の流れで体制を整えるのが安心です。
👉 安全なビジネスプロフィール管理方法
- 会社や店舗専用のGoogleアカウントを用意する
個人のアカウントではなく、公式アカウントを新規に作成し、そこをオーナー権限に設定する。 - 公式アカウントをオーナーに据え、個人アカウントは管理者として追加する
担当者や外部業者は「管理者」権限で運用すれば十分。業務が終了したらアクセス権限を削除できる。 - 定期的に権限を見直す
担当者の異動や外部委託の終了時には、必ず権限リストを確認し、不要なアカウントを削除する。
👉 会社専用のアカウントを作るメリット
- Googleビジネスプロフィール(MEO対策の基盤)
- Googleアナリティクス(アクセス解析)
- Google広告(ADS)(リスティングやローカル広告)
- Googleサーチコンソール(SEO管理)
- Googleドライブ・Googleフォト(資料・写真の共有管理)
まとめ:GoogleビジネスプロフィールとMEO効果
Googleビジネスプロフィールは、MEO対策の出発点であり土台となるものです。正確な情報を登録し、営業時間やカテゴリを最新に保ち、写真やロゴを整えることで、検索ユーザーに信頼されやすくなります。さらに、オーナー権限の管理体制を整えておくことで、将来的なトラブルも防ぐことができます。
特に NAP情報の正確性と統一性、そしてオーナー権限を公式アカウントで管理すること は、どの業種・規模の事業者にとっても共通の最重要ポイントです。
私の経験上、細かなテクニックよりも、まずはこれらの基本をきちんと徹底することが、安定したMEO効果を得るための最短ルートだと感じています。
まずは自社のGoogleビジネスプロフィールを確認し、情報が最新かつ統一されているかを見直してみてください。ここからが、競合に負けないローカル集客の第一歩です。

